集客チラシで訴求するもののひとつに「値引率」があります。
特に、
集客するための商品(フロントエンド商品)や、
お試しを目的とする技術提供型商品には、
反響率を左右する大きな問題です。
最近、
チラシに値引きを表現する文字に、
○○%OFF という表記が良く使われいますが、
この表現は日本人にとって
いかがなものでしょうか?
私もそうですが、
新聞折り込みの束になったチラシに目を通す時、
「50%OFF」
の文字では、
さほど反応はしません。
それは、
「50%OFF」の文字では、
見ただけで直ぐに安いとは感じないからで、
チラシに載っている商品の方に
先に目が行きます。
まずは商品が目にとまり、
その商品が普段から自分が気になっている商品なら、
「おっ これだ。で、いくらなんだ」
という流れになり、
値引率が商品やサービスの後になるのです。
ところが、
その折り込みされた束のチラシを見ている時、
「半額」
の文字が目に入ると、
「ん 何が半額なんだ」
と思い、
商品やサービスを知ろうと
更にチラシを見るのです。
ですから、
先に目を引くのは
商品やサービスではなく
「半額」
の文字なのです。
日本人は、
意思の疎通(コミュニケーション)も
頭で考える言葉も
日本語です。
その日本人にとって
「半額」
という言葉は、
「半額」=「安い」
と 反射的に思うのです。
そのために、
チラシに「半額」という文字があると
「何が そんなに安いんだ!」
と、そのチラシが気になります。
それに対して 50%OFF の表記の場合には、
チョット考えれば、
半額だとうことがわかりますが、
この
「チョット考えれば」
が 訴求チラシの反響率を左右するのです。
チラシというものは、
読まなければならない印刷物ではありません。
新聞に折り込まれたチラシを
読み手が
「何のチラシかな」
と
一枚一枚チラシを手に取り、
チラシに何が書いてあるかを
確認することは
ほぼありません。
なかには、
チラシを見ることが好きな人も
いるかもしれませんが・・・
チラシの読み手にとっては、
この
「チョット考えれば」
は、あえてする必用のない「苦(く)」なのです。
ですから、
これが 50%OFF ではなく、
20%OFF 30%OFF 40%OFF
となると、
いちいち頭の中で
「定価がいくらだから ○○%OFF だといくらだ」
切れの良い定価は別としても、
こんなめんどくさいことを考えることは、
嫌うのです。
例えば、
「60%OFF」の表記だと頭の中で、
「50%OFF が半額だからもっと安いのか」
と頭で考えますが、
「半額以下の 60%OFF」と表記すれば、
「えっ 半額より(半額でも安いのに)もっと安いのか」
と 考えるというよりは、
反応するということです。
チラシの読み手は、
チラシから目に飛び込んでくるものを
反射的に、
感性や感覚で瞬時に判断し、
チラシを見る(読むではありません)かどうかを
判断するのです。
理屈や能書きは無視されます。
以上
2021.03.10. タイトル変更
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